
突然、親しい友人が警察に逮捕されたという連絡がきたら誰でも動揺してしまうものです。
そのような事態に直面したときにどのような行動をとればよいのかを知っておくことで、友人の力になってあげることができるかもしれません。
本記事では、友人が逮捕された場合に取るべき行動について、刑事事件に詳しい弁護士がわかりやすく解説します。
ご友人が逮捕されてしまった際に何をすればいいのか

突然、親しい友人が逮捕されたという連絡がくるとどのように対処すればよいかわからず戸惑ってしまう方も多いと思います。突然の事態に動揺してしまう気持ちも十分に理解できますが、焦らず冷静に行動することが重要です。
友人が逮捕されてしまったときにできる行動としては、主に以下のようなことが挙げられます。
- まずは現状を落ち着いて把握する
- 警察に連絡する
- 弁護士に相談する
- 逮捕後の流れを確認する
以下では、これらの対処法の詳しい内容を説明しますので、今後の行動の参考にしてください。
まずは現状を落ち着いて把握しましょう

友人が逮捕されたとの連絡を受けた場合、まずは気持ちを落ち着かせることが大切です。なぜなら、焦って動揺している状態では、大事な情報を聞き漏らしてしまい、今後の対応に支障が生じる可能性があるからです。
そのうえで、逮捕の連絡をしてくれた人から以下の情報を確認しておきましょう。
- 逮捕された日時
- 逮捕された場所
- 容疑(罪名)
- 担当の警察署名
聞いた内容については忘れてしまう可能性もあるため、その場ですぐにメモしておくようにしてください。
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警察へ連絡をしましょう

友人が逮捕されている警察署がわかっているなら、その警察署に連絡をすれば友人と面会できる可能性があります。
ただし、面会ができるのは勾留が決定した後になりますので、逮捕から72時間は家族や友人であっても面会することはできません。勾留後で面会が可能な場合であっても、1回あたりの面会時間は15~20分程度で、事前の予約が必要になります。
友人と面会することで逮捕されて不安な気持ちを和らげてあげられる可能性がりますので、面会してあげるとよいでしょう。
弁護士に相談しましょう

友人が逮捕されたとの連絡を受けたときは、すぐに弁護士に相談するようにしましょう。
友人が逮捕されてもほとんどの方がどのように行動すればよいのかわからない状態ですので、適切な行動をするためには、弁護士によるアドバイスが不可欠です。弁護士に相談することで今後の対応について的確なアドバイスが得られますので、早めに弁護士に相談するようにしてください。
また、弁護士に依頼すれば、友人の処分を軽くしたり、身柄拘束からの早期解放を実現するために以下のようなサポートをしてもらうこともできます。
- 被害者との示談交渉
- 友人と面会して取り調べに対するアドバイス
- 勾留阻止に向けた活動
- 起訴後の保釈請求の準備
特に、逮捕直後に面会できるのは弁護士だけですので、本人の不安な気持ちを和らげ、状況を確認するためにも弁護士に面会してもらうべきでしょう。
逮捕後の流れを確認する

弁護士に相談した際に、逮捕後の流れについても確認しておきましょう。
逮捕後された後の一般的な流れについては、以下のとおりです。
- 逮捕|72時間以内の身柄拘束
- 検察官送致|逮捕から48時間以内
- 検察官による勾留請求|逮捕から72時間以内かつ送致から24時間以内
- 裁判官による勾留決定|原則10日間、延長されればさらに最長10日間
- 起訴または不起訴の決定
なお、逮捕後の身柄拘束期間は、勾留(勾留延長)を含めると最大で23日間にも及びます。
【参考】逮捕、勾留を避けるには
友人が逮捕された場合はすぐに弁護士にご相談を

友人が逮捕されてしまったときはすぐに弁護士に相談するようにしてください。
勾留されてしまうと身柄拘束期間は最大で23日間にもなりますので、それを避けるには勾留を阻止することが重要になります。勾留を阻止するには、逮捕後72時間以内に被害者との示談をまとめるなど適切な弁護活動を行わなければなりません。勾留決定までに弁護士が活動できる時間は限られていますので、一刻も早く弁護士に依頼しましょう。
友人が逮捕された場合は弁護士法人山本総合法律事務所へご相談下さい

刑事事件は時間との戦いです。ご友人の逮捕という非常事態には実績豊富な弁護士のサポートが不可欠です。
弁護士法人山本総合法律事務所では、刑事事件に精通した弁護士が迅速・丁寧に対応いたします。早期解決を目指し、早期釈放や不起訴処分の獲得、刑の減軽など多角的にサポートいたしますので、友人が逮捕されてしまったときはすぐに当事務所までご相談ください。